Kellogg説明会

今日は、Kelloggの説明会。

豪華な卒業生陣がパネルディスカッションに来ていて、非常に興味深い話が聞けた。みんな、かなりパンチが効いた肩書きを持っている人なのに、まったく偉そうなところがなく、話もめちゃくちゃ面白く、あっという間に時間が過ぎた。

中でも一番感動した話は、実はKelloggとは直接は関係ないけど、某投資銀行の話。

September 11のあと、初めてマーケットが開く日に、某投資銀行NY本社内で館内放送で流れたその投資銀行トップの言葉。

「今日はどんな(金融)商品でも買って、買って、買い捲れ。今日は株主の利益を考えないでいいから、Funding が尽きるまで買い捲って、市場を下支えするんだ。(投資銀行テロとの戦いに関して出来ることは、)テロなんかでは、資本市場は揺らがないことを証明することだ。(註:ちゃんとメモしたわけじゃないので、発言を修正してしまっているとこもあるけど、趣旨は合ってるはず・・・。)」

結果、この投資銀行は、テロによって市場の価格が下がる中、様々な商品を本当に買い捲って、ちゃんと損をこいたそう。

資本主義の申し子である投資銀行であるからこそ、一時の損を出してでも、市場を支えるんだという気概のある発言に、アメリカの懐の深さを感じちゃいました。残念ながら、僕の文章じゃ鳥肌はたたないと思うけど、僕はこの話を聞いたときには、本当に鳥肌が立った。まぁ、Kelloggの話ではないのだけど。