NY2日目

朝起きると、昨日の疲れも消えていたので、散歩に出かける。新しい町は、自分の足で歩いてみないと、広さや位置関係が身を持って感じることができないので、最初のころは出来るだけ電車など使わず、歩くようにしている。

朝の冷えた空気の中を歩いてみると、昨日とは打って変わって、NYの雰囲気が体になじんでくる。なんだかごちゃごちゃした町だなと思っていたが、歩き方さえ分かってしまえば、逆に活気があり、魅力的に思える。Dean and Delucaを見かけたので、せっかくと思いコーヒーを買う。Mediumにしたのだが、十分でかい。日本ならLarge扱いの大きさ。アメリカだな〜と実感。昔ヨーロッパを旅行したときも、歩きながらコーヒーをよく飲んでいたが、散歩しながらのコーヒーはささやかながらも贅沢な気分になれるので気に入っている。

その後、一度家に戻り、起きてきた友人とその日の予定を決める。今日は、Museum of Natural Historyに行くことに決定。大都市に行くと、日本ではおがめないような自然に触れる楽しみはないものの、ぜひとも見ておきたい博物館・美術館をめぐることが出来るのが、一つの魅力。Museum of Natural Historyは、Night Museumの舞台になった博物館で、巨大なT-REXの化石もあれば、地球内での水の循環の説明スライドがあったり、さらには人類以外に会話をする生物はいるのかというテーマの展示があったりと、中学〜高校の理科の授業を博物館を回り、実際に資料を見ながら、一気に勉強できるくらいの内容をカバーしている。久しぶりに触れるテーマが多く、英語の勉強にもなるので、ついつい色々見てしまった。一つ難点を挙げれば、全体に展示は面白く、説明や紹介の仕方の切り口も総じて面白いが、広すぎるので、真剣に見ていると疲れるところ。結局、途中で疲れてしまい、最後はせっかくなのでT-REXだけはちゃんと見て、帰った。普段は恐竜のことなんて、考えもしないけど、間近で巨大な化石を見ると、ちょっとワクワクした。

夜は、メキシカンを食べ、その後はJazz Barへ。Jazz Barはテーブルチャージなしで、料理と酒代+チップだけで、Jazzを楽しむことが出来る。演奏も、食事のオマケなんてレベルでなく、つい聞き入ってしまうほど。ただ、何をしても結構な金がかかるため、気付けば色々積み重なり一日で結構散在していた。円高の恩恵を受けているものの、この旅行は金がかかりそう。