ディールクローズ+今回の学び

なかなか重たーいディールが無事クローズした。

最近は、「自分たちの競争力って何か?」、「金融を通じて、どんな付加価値を提供できるのか?」と考えることが多いが、そんな問題意識の中、今回のディールを通じて学んだこと。


投資銀行(今や絶滅の危機に瀕しているが・・・)の仕事は、会計士・弁護士・鑑定士など様々なエキスパティーズ(専門性)を持った人をまとめ、お客さん含めた関係者の利害を調整し、ファイナンスストラクチャーに落とし、ディールとして仕上げるプロジェクトマネジャー。


投資銀行の仕事=プロジェクトマネジャーと考えると、投資銀行の競争力の源泉が、コネクションであることも理解しやすい。それは、お客さんだったり、外部の専門家だったり、種類は多岐に渡るが、自分たちがハブになり、ディールを作る仕事なのだから、外部とのコネクションこそがバリューの源泉なのだと思う。


・とはいえ、競争力を高め、独自性を出すためには、+αの専門性が必要。では、「そんな自分のエキスパティーズは?」というと、金融もわかるし、不動産もちょっとはわかるし、会計・法律もある程度理解しているけど、比較優位性のあるほどの専門性は残念ながら、今はない。これから競争力を高めるためにも、他者に誇れるエキスパティーズを確立した上で、全体を統括するプロジェクトマネジャーを担っていくべき。


その他、「チームで働く際の情報共有の効率的な方法はどうあるべきか?」とか、「人に仕事をお願いし、気持ちよく働いてもらうにはどうすべきか?」とか、「人に仕事をふったら、ふって終わりではなく、そのアウトプットを自分で確認して初めて終わったと言える」とか、とにかく考え、学ぶことが多かった。


全体の反省としては、まだまだプロ意識が低い!当事者意識・危機意識が足りない!!


今回の経験をきちんと体にしみこませ、自分のものにしないといかんな。