サンキューベリーマッチ

人から何か物をもらったときに、まず「いえいえ結構です」って一回くらい遠慮したり、人に何かやってもらったときに「すいません」って頭下げたりする光景をよく目にする。

そのたびに何かおかしいと感じる。
「それが礼儀正しいってことなのか?」と疑問に思う。

物をあげたり、何かやったりしてる人は、相手のことを思ってやっているのに、それに対して第一声が「ありがとう」じゃないのって変じゃないのか。

って思って、先週くらいに同期に聞いてみたのだが、「それが日本の文化であって、裏の気持ちとしては感謝があるからいいんじゃないか」って答えだった。

僕も日本人なんで、それくらい分かる。でも、それでもおかしいと思うから聞いてるんだけどな。文化だからOKって、個人の意見・判断が入っていない気がして、納得感が薄い。

「遠慮」ってたしかに美しい文化だと思うけど、それが時に逃げの言い訳になっている気がする。正確に言うと、遠慮して、曖昧に表現することで自分の意見を表明しない手段と化しているというか。自分に対して何かやってくれた人に「ありがとう」と面と向かっていうことは、相手の行為を受け入れることで、受け入れることは結構エネルギーが必要なことだから、逃げている気がする。

つまり、「ありがとう」を素敵にいえる大人を目指そうということです。