ネクラな話

大学に入ったくらいから、自分の中で明確な目標が持てなくなってきて、留学から帰ってさらにそれが悪化した。
そのせいで、なんとなく毎日すっきりしなく、わりと長い間困ったちゃん状態。

自分の生活を振り返ってみて、部活をしていたころ、受験勉強していたころ、留学していたころというのは充実感の高い日常を送っていた。この三つの期間に共通しているのは、目標とその期限が明確だったこと、それと目標はシンプルでしかも一つしかなかったことだと思う。

逆に、大学入学以降は選択肢が増えすぎたため、優先順位を明確に付けれなくなってスタックしているのが現状、ということか。

現状の問題が自分の中で勝手に整理されたら、正しい決断が何かは分からなくても、ひとまず現状で考えうるベストな目標を目標として採用する必要があると気づいた。別に、立てた目標が間違っていても良くて、ただ、選択肢が山ほどある中で、とりあえず方向性のようなものは決めないといけないのだと思う。そして、何か違うと気づいた時点で、もう一度よりしっくりくる目標を考えればいいだけのことだ。

何も決めないで、漠然と日々を消費する中で失うもののほうが、間違った方向で努力して失うものより大きい気がする。日々努力する中で、方向性が間違っていると思えば、もう一度考え直して、自分の決めた方向性のどこがおかしいのか現状と比較して、考えることができる。一方で、何も決定しないで生活していると、「なんとなくまずいな」という感覚だけが残り、何がまずいのかを見出すことが難しい。

なんて、思った。ちょっとすっきりした。